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そのためには、経営陣の方々が真剣に、経営陣と社員の「意識の進化」を経営方針に組み込むことが不可欠です。なぜなら、人の意識が変わらなければ、他のことは決して変えられないからです。
どういうことかご説明します。
上手くいかない企業がしていること
昨今、働き方改革という時代の要請もあり、組織開発に着手する企業は以前よりずっと増えています。ところが、実のところあまり上手くいっていない、という話をしばしば耳にします。
というのも、今は社会環境が激変している時です。働き方改革はもちろんですが、ビジネスの前提となる世の中そのものが大きく変容しているところなのです。
ソーシャルメディアの爆発的な広がりはその一端でしょう。個人の発信を契機に、大企業が深刻な対応を迫られることも今では珍しいことではありません。
消費者としての個人は、一方で、企業の構成員という立場にもあります。今は、個人の意識が目覚め、個人がはっきりとした意見を持ち、その主張を公の場で盛んにすることを欲しているのです。
社会において、こうした強く大きなうねりが起こっているにもかかわらず、現状の大企業の組織開発の多くは、相変わらず、いわゆる組織改革ばかりにコストと時間を費やしています。
たとえば、部課長をすげ替えてみたり、号令をかけて動かそうとしてみたり、あちこちで細かな組織変更を繰り返してみたり…。
対する社員の反応はといえば、
「上から言われたことを、ただ黙って従ってやるのが仕事」
「上司に自分の意見を言ったところで、どうせ聞いてもらえない」
「自分の仕事だけきっちりこなしていればいい」
といった声に代表されるように、多くの組織において、あきらめ、不満、冷めた目線などが蔓延してしまっているのです。
時代を読むことのできる経営者の方なら、このような、いわば組織いじりのような組織開発には、もはや効果が見込めないことがおわかりでしょう。
たとえどれだけ完璧にビジョンや戦略を描いたとしても、それらを実際に遂行するのは現場の組織であり、そこに属するひとりひとりの社員です。
ですから、時代の流れを無視したような、人間が求める本質からかけ離れたところでの組織開発を、今こそ見直す時期なのです。
そして、それは社員に対してだけでなく、経営陣の方々も例外ではないといえるでしょう。
社員の人間性を脇に置いた管理体制、社員を動かす、という考え方そのものを、変えていくタイミングにきているのではないでしょうか。
社員という個人の思い
では、社員個人は今、何を考えているのでしょうか?
AIの台頭により人間の働く場所が奪われるという、暗い未来予想ばかりが流布され、一方で、働き方改革の推進を契機に、多くの個人は仕事との向き合い方を見つめ直しています。
こうした社員の背景をふまえると、今までは功を奏していたような外側からのルール変更、組織変更では、望む成果につながりづらいのは当然のことと言えるでしょう。なぜならそうした改革は、そこに働く社員の気持ちを置き去りにしているからです。
いかに合理的に見える組織変更であっても、実は社員の意欲を削ぎ、結局のところかえって生産性が下がってしまう、ということが往々にしてあるのです。
社員が心から受け入れられない組織開発は立ち行かないという現実を、しっかりわきまえる必要があるでしょう。
このように、現実に起きていることを見直していくという意味で、経営陣の方々にも、より一層の「意識の進化」が求められるでしょう。
そもそも、社員が企業に入社して、そして今日まで働いている理由は、会社の利益を生み出したいからでしょうか?
語弊を恐れずに言えば、おそらく、個々の社員が直接そのように思っている可能性は低いと思います。社員はみな、自分が幸せになりたくて働いているのです。考えてみれば当たり前かもしれませんが、大切なところです。
社員個人が人間の営みとして、幸せな人生を求めるのは当然のことで、そこを犠牲にするような仕組みで一時的に利益を出せたとしても、いつか必ず限界がくるでしょう。
日本企業の多くに閉塞感が漂い、頑張っているのになかなか思うような成果につながらないのは、社員が無理を強いられ続けてきたその反動が、今襲ってきたということなのかもしれません。
こうしてみると、経営陣も社員もともに幸せを感じながら働くことができれば、自然と会社は活気ある人々の営みの場となるはずです。
そうした人々の活動を通じて、企業は本当の意味で社会に貢献することができ、社会に必要とされ、結果として利益に結びつくのではないでしょうか。
遠回りなように聞こえて、実はこれが近道なのです。理由をお話します。
人間の営みに根ざした組織開発
少子高齢化にともない、物もサービスもなかなか売れないビジネス環境では、どうしても短期的な利益を追い求めがちです。
しかし、これからも継続して発展していく企業を目指すなら、そこに所属する人の、本質的な意識の進化は必須です。
著名な思想家の二宮尊徳は、先を見通す大切さを次のように言っています。
『遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す』
企業に求められ、これから本流となるのは、人間の営みに根ざした組織開発であり、これこそが、遠きをはかる経営と言えます。
私たちウエイクアップはこれまでずっと、一過性の効果よりも、持続可能な成長に重点をおいて、企業様に価値をお届けしてまいりました。
人間の営み、人間の本質に迫る知恵を積み重ねて今に至っております。
遠きをはかる、とは言いましたが、もちろん企業経営には、環境変化に対応するスピードが重要です。
経営陣の方々と社員の皆様それぞれの意識の進化を実現し、スピード感をもった組織開発を成し遂げるために、ウエイクアップが培ってきた秘訣をお役立ていただきたいと思います。
〈ウエイクアップの組織開発サポートが選ばれ続ける3つの理由〉
選ばれ続ける理由その1
貴社に属するひとりひとりの方々が、貴社で働く喜びを見出せるようかかわっていきます。
貴社で働くといくことは、文字どおり、所属する方々がご自分の命を使ってそこで生きることです。
組織に属する一員として職場で時間を過ごすこと、そこでの体験、喜怒哀楽が、そのままご自分の人生であることを、じっくりと見つめていただき心に落とし込んでいきます。
自分は、本当はどう生きたいのか?
この会社で働くということは、自分にとってどういう意義をもたらすのか?
大事な問いを深く掘り下げて、ご自分の心からの思いに気づいていただけるよう働きかけていきます。
これまで10年以上にわたり多くの大企業様の組織開発を支援し続けてきたウエイクアップのサポートは、通り一遍の理屈でお伝えするような内容ではありません。
貴社に所属する方々がそれぞれに、我が身をしっかりと振り返り、ふだんは考えずにやり過ごしている気持ち、あるいは目をつぶり、あえて見ないようにしてきた心の奥底にまで、深く問いかけを行うことができます。
そこでは皆様に安心して本音を語っていただける場づくりが不可欠であり、そのための安全な環境をご用意致します。
そうして本心から発言していただけることによって、組織に属する方それぞれが、自分を見つめ直すだけにとどまらず、組織のメンバーが本当は何を大事に生きているのか、どんな思いを抱えながら暮らしているのかという相互理解が生まれ、相手を思いやる気持ちが自然と育まれていくのです。
選ばれ続ける理由その2
「個人の成長」と「会社の成長」のつながりに気づくきっかけを届けます。
企業とそこに属する人々がともに成長できるのが、貴社にとって理想の姿でしょう。
企業としての理念に人間の心が通ってはじめて、その理念は生き物のように立ち上がり動き出すものです。
仕事を通じて成長することが自分の幸せになると腹に落ちれば、経営陣の方々の目にも、社員の方々の目にも、職場や仕事はこれまでとまるで違って見えるようになります。そして、何事も自分のこととして、当事者意識をもって取り組めるようになるのです。
ひとりひとりの方々に意識の進化を引き起こし、組織の主体的な変容を後押しするウエイクアップのサポートは、組織を生き物としてとらえる私たち独自のアプローチによるものです。それにより、本質的な組織開発を実現していきます。
選ばれ続ける理由その3
組織開発に必須の、協働の知恵をお伝え致します。
互いに価値観や経験の異なる人間同士が実際に力を合わせるには、掛け声だけでは決して上手くいきません。
ここも、多くの企業様が組織開発でつまずく落とし穴と言えます。
協働関係を現実のかたちにして、社員の方々それぞれが、自分も組織にとって意味のあるひとりなのだ、と実感できる状態をつくるには、やはり知恵と呼ぶべきものが必要です。
ウエイクアップはこれまでも、組織開発サポートにおいて、とりわけ協働を生み出すことに注力してまいりました。貴社の組織文化を育んでいく道案内をさせていただきます。
組織に属する方々の間に、互いに信じ合える関係が生まれたとしたら、そうした方々は誰もが、受け身だけで生きることがつまらなく思えてきます。
人間は本来、誰かの役に立ちたいと願う生き物だからです。はたから眺めているだけなんてもったいない、と思い始めるのです。
自分の言動が組織に良い影響を及ぼすことが体感できるようになり、これまでの無力感を脱することができます。
当事者意識をもって動く喜びに気づいた方から順に、周囲への働きかけも行うようになり、組織全体に波及していくのです。
持続する企業とは
これからの企業の成長には、売上高や利益の伸びだけでなく、そこに働く人々が意欲的に生きているか、という指標も不可欠になります。
働きがいを感じる人がたくさんいる組織、幸せを感じながら仕事に取り組む人があふれる組織には、成長し続ける未来があります。
時代の流れを読み、遠きをはかり、貴社を持続可能な組織として発展させるために、人の本質に働きかけるウエイクアップの組織開発サポートをぜひお役立てください。
ウエイクアップの組織開発サポート